美しい彫刻が魅力的!バイカラータンザナイトのカービングネックレス

宝石そのものに彫刻が施されたジェムカービング。こちらはバイカラータンザナイト(ゾイサイト)にカービングが施されたネックレスです。
「宝石に彫刻?」と驚かれる方も多いのですが、ジェムカービングの歴史は古く紀元前3000~2000年の中国が発祥と言われています。古代中国で始まったジェムカービングは南アジアのムガル帝国時代に独自のものとなり成熟期を迎えます。天国を意味する「ジャンナ」または「楽園の庭園」へ到達したいというムガル王朝の願望により、花をモチーフにしたエメラルドを彫るきっかけとなったそうです。そうして作られた指輪やネックレスはお守りとして身につけられました。

現代でもカービングジュエリーの人気は高まっています。宝石そのものに手仕事で彫刻をしているわけですから、機械で彫ったような均一さはありませんが、それゆえに感じられる「オンリーワン」な魅力。手仕事ゆえの不均一さやは温かみや愛らしい表情となり、魅力を感じる方が多いのかもしれません。

こちらのタンザナイトはルースに一目惚れした一点もの。紫陽花のような青のグラデーションが美しさと個性的なフォルムはまさしくオンリーワンなお石です。