
パラジウムって何?結婚指輪としてのメリット・デメリット

※2020年3月よりパラジウムの高騰によりA DEUX(アデュー)シリーズ全型のオーダーが中止となっております。
「結婚式で何より大事なアイテム」と聞かれると、指輪を思い浮かべる方も多くいらっしゃると思います。
結婚の準備では指輪選びも大切なイベントの一つですよね。
そんな結婚指輪には様々なものがあることをご存知でしょうか?
【結婚指輪の素材】
結婚指輪の素材としてはプラチナが一般的に多く選ばれています。
理由はその希少性や耐食性などから、人生の一代イベントとも言われる結婚の場面に最適と言われています。
ただ最近は指輪の素材も多様化してきていることから、中にはパラジウムと呼ばれる金属を使用した指輪の需要が増えてきているのです。
【パラジウムとは何か?】
近年、結婚指輪などの素材として注目され、利用されることが多くなっているのがパラジウムと呼ばれる金属です。
パラジウムという名称を、初めて聞く人もいるかもしれませんね。
パラジウムというのは、一般的にプラチナやホワイトゴールドの指輪などで硬さを出すために使用する割金(わりがね)と呼ばれる混ぜ物の地金として用いられていることが多い素材の一つです。
見た目の色はシルバーやプラチナなどとよく似ており、全体的に白い輝きを放つのが特徴とされています。
ただ素人が見分けるのには難しい面もあり、パッと見でそれがプラチナなのかパラジウムなのかは、判断に迷うことが多いのです。
つまりパラジウムは見分けることが難しいのが特徴になりますが、プラチナとパラジウムの両者を並べた場合、それぞれの輝きについてはそこまで大きな差はありません。
【パラジウムの特徴】
結婚指輪などで使用されることが多くなったパラジウムですが、他の金属と比べてどのような特徴があるのでしょうか?
プラチナと比較した際の特徴を紹介します。
◆プラチナより硬い
プラチナとパラジウムの違いの一つが、「硬さ」になります。
パラジウムはプラチナと比べて硬い素材でできていて、その分キズがつきにくいのが特徴です。
もちろん日常的に使用しても大きなキズになることはありませんので、気にすることもなく利用できます。
プラチナとパラジウムの指輪をお持ちの方は、比較してみると良いでしょう。
硬さの違いが分かるはずです。
◆価格が安い
プラチナと比較した際のパラジウムの特徴としては、価格の面も挙げられます。
プラチナよりパラジウムの価格の方が安いことが一般的になり、その額は大体半分程度と言われているのです。
プラチナは希少価値が高いことでも知られていますが、そのプラチナの半分ほどの値段と聞けば、驚く人も多いことでしょう。
◆変色しにくい
シルバー素材は時間の経過によって変色することがありますが、パラジウムはどのような環境下であっても変色しにくいという性質を持っています。
◆パラジウムの方が軽い
パラジウムは他の金属と比べて軽いと言えます。
そのため指輪として使用する際も、指に重さを感じにくいでしょう。
まとめ٩(ˊᗜˋ*)و
【結婚指輪にパラジウムを用いるメリット・デメリット】
何かと評判のパラジウムですが、結婚指輪に用いるメリットとしては、やはり価格の面が挙げられます。
プラチナと同じような輝きを放つのにもかかわらず、価格を半分程度に抑えられることが何よりも嬉しい点でしょう。
結婚式は何かと物入りですが、指輪を安く購入できれば浮いた分を他に回すことができます。
デメリットとしては、加工するのが難しい素材であることが挙げられます。
日本では、パラジウム製の指輪を取り扱う企業が少ないため、見つけるのは大変かもしれません。
また金属アレルギーにも注意する必要があります。
パラジウムは汗などの体液と化合すると、稀に溶け出すことがあるのです。
・パラジウムのレアメタルとしての地位
パラジウムは、ジュエリーのみならず地金としての取引も盛んに行われています。
価値自体はプラチナには負けますが、耐久性に優れているなどメリットが多いのが特徴です。
また数年前から価格は上昇を続けていることから、レアメタルとしての地位は高いと言えます。
結婚指輪などで知られるようになったのが、パラジウムと呼ばれる金属です。
パラジウムは、プラチナと比べてメリットが多いのが特徴です。
しかし加工技術が難しいなどの課題もあり、日本では取り扱いしている企業が少ないのが現状です。
パラジウムの、今後の展開が気になるところです。